SMBCが「SBT」で新事業を検討とかがニュースになっていますが、
今回はWeb3のIDカードになりうるかもしれないSBT（ソウルバウンドトークン）について解説します。

SBTは移動できないNFT｜金銭的価値はゼロだけと持っていたいWeb3 版の「ID カード」の価値とは

SBT（ソウルバウンドトークン）とは?

SBT（ソウルバウンドトークン）は、ブロックチェーン技術のひとつで、個人のウォレットから譲渡不可能なトークンを指しています。

移動できない性質上、個人のプライバシー上の（医療記録、職歴、および個人を構成する情報）あらゆる種類の情報を含ませることができると言われています。

ちなみに移動できないので金銭的価値としてはゼロで値段はつきません。

SBT（ソウルバウンドトークン） はどのように利用できるのか？

SBT には幅広いユースケースがあり、実際に使われているものや、今後利用が期待される可能性のある例をいくつか紹介します。

「またたび屋」の購入記念（ポイントカード）

Live Like A Cat発のECショップ「またたび屋」が会員券をフルオンチェーンのSBTで発行します。おそらく、SBTでECショップの会員券を発行するのと、それがオンチェーンなのは業界初だと思います（ワンチャン世界初？）#LLAC pic.twitter.com/x7zVPLrUmn

— 🐈 Shuhei (@shupeiman) December 7, 2022

ちまたで噂のECショップ「またたび屋」ですが、ECショップとしてはたぶん初めてのSBT発行を行っています。

またたび屋SBTをmintする回として、しゅうへい氏もTwitterスペースを開催されていました。

新規購入はまた来年SBTミントのチャンスがあります。

フルオンチェーンのSBTです。
データが軽いのでイーサリアムチェーン上に全てを刻むことができるSBT（NFT）なのです。

証明書（学歴・資格）

学歴（卒業証明）が必要な場合、今は母校に申請しに行ったり、受領しに行ったり、オンラインで完結するとしても、申請や受領と手間がかかりますよね。

これがSBTならば、卒業と同時に自分のウォレットに入り、証明が必要な時はそれを提示すればいいのでとっても簡単ですよね。
卒業証書をいちいち持っていくのは大変ですが、SBTはデジタルデータなのでスマホひとつあれば事足ります。

健康記録（メディカルレコード）

IT後進国の日本ですがやっとマイナンバーカードの普及を推進し、そこに保険証ものっける予定と発表されています。

これまた、メンドクサイ・・・

お分かりの通り、これをSBTにすれば自分の健康記録の最新版を持ち歩くこともできます。
どんな薬をのんでいたっけ？なんてときもすぐさま対応できるようになります。

SBT（ソウルバウンドトークン）は Web3業界革命となるのか？

SBT（ソウルバウンドトークン）は、業界に革命をもたらす、ブロックチェーンと暗号通貨をベースとした画期的な新プラットフォームです。

信頼性がなくても安全な取引を促進するように設計されているので、資金を安全に保管できたり取引をしたり、さらには暗号通貨への投資に利用することができます。

さらにWeb3プラットフォームは分散型であるため、外部からの干渉にも強く、ユーザーは自分の財務を完全にコントロールすることができます。

SBT（ソウルバウンドトークン）まとめ

SBT は Web3 で話題になっていて興味のある方も一定数います。

理論的にはSBT を使用すると、自分でデジタル評判を確立することができたり、ブロックチェーン上で他の誰かを評価することも可能です。

ですが、SBT が Web3 版の「ID カード」として普及するには、もう少しNFT人口の増加が最大の課題でしょう。