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ビットコインとイーサリアムはどっちを選べば良い?違いや特徴・用途について

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ビットコインとイーサリアムは、暗号資産の中でも代表的な銘柄の一つで首位争いが毎度注目されています。

どちらが優れているかについては、市場参加者の意見が分かれており、一概には言えません。

ただしそれぞれに独自の特徴があり、ビットコインはデジタルゴールドとしての価値が高く、イーサリアムはスマートコントラクトや分散型アプリケーションの実行に適していると言われています。

この記事では、ビットコインとイーサリアムの特徴や用途の違いについて詳しく解説します。

ポイントは、開発された目的や用途が異なる点に着目することです!

目次

ビットコインとイーサリアムを比較

はじめに、ビットコインとイーサリアムの違いをみてみましょう。

カテゴリビットコインイーサリアム
用途通貨プラットフォーム
ブロックチェーンBitcoinEthereum
設立年2009年2015年
最高価格2021年4月 約810万円2021年5月 約47万円
マーケットキャップ約1.3兆ドル約3500億ドル
総発行量2100万BTC無制限
取引スピード遅い速い
スマートコントラクト対応しない対応する
一般認知度高い中程度
ビットコインとイーサリアムの比較

※価格や市場キャップは時期によって変動するため、あくまで参考程度としてご覧ください。

ビットコインとイーサリアムの用途

ビットコインはお金のやり取りや貯金箱のようなもので、イーサリアムは色々なアプリを作ることができるスマホのようなものと考えることができます。

ビットコインは、主に価値の交換や保存に使われることが多く、取引の際にはブロックチェーンと呼ばれる技術が使われています。また、ビットコインは最少桁数が0.00000001BTCという非常に小さな単位で取引されるため、小額の支払いにも利用されることがあります

イーサリアムは、独自のソフトウェアを開発できるプラットフォームであり、スマートコントラクトと呼ばれる契約を自動的に実行する仕組みがあります。そのため、ビットコインよりも高度な機能を持っているとされています。イーサリアムは、金融や医療、不動産などの分野での利用が期待されています。

ビットコインとイーサリアムのブロックチェーン

ビットコインとイーサリアムのブロックチェーンには、取引情報の保存に留まらない様々な違いや特徴があります。ビットコインは取引に特化した暗号資産であるのに対し、イーサリアムは様々なアプリケーション開発に利用されるプラットフォームであることが大きな違いです。

ビットコインのブロックチェーンは、取引情報だけを保存するために設計されています。これは、ビットコインが取引に特化した暗号資産であるためです。ビットコインのブロックチェーンは、取引情報だけを保存するため、サイズが小さい特徴があります。

一方、イーサリアムのブロックチェーンは、取引だけでなく、コンピュータプログラムを実行するための「スマートコントラクト」と呼ばれるプログラムも保存することができます。スマートコントラクトは、例えば不動産契約や自動車保険など、様々な契約の自動化に使われることがあります。イーサリアムのブロックチェーンは、スマートコントラクトを実行するために必要なプログラミング言語も提供しているため、様々なアプリケーション開発に利用されます。

ビットコインとイーサリアムの設立年

ビットコインとイーサリアムは、異なる人々によって開発されたため、できたタイミングが違います。

ビットコインは、2009年にサトシ・ナカモト(Satoshi Nakamoto)という名前を使った人物、もしくはグループによって開発されました。

イーサリアムは、2015年にロシア系カナダ人のビタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)をはじめとするグループによって開発されました。

ビットコインとイーサリアムの最高価格記録

ビットコインとイーサリアムが最高価格を記録した理由は、それぞれの需要が高まったことが挙げられます。

ビットコインの最高価格は、2021年4月に記録された1BTC=約810万円です。
これは、ビットコインが非常に人気があり、需要が高まった時期に達した価格でした。その後、価格は下落しましたが、現在も高値で取引されています。

イーサリアムの最高価格は、2021年5月に記録された1ETH=約47万円です。
これは、イーサリアムの需要が急増した時期に達した価格でした。現在も高値で取引されています。

ビットコインとイーサリアムのマーケットキャップ

ビットコインとイーサリアムは、どちらも暗号資産であり、発行された時点での市場価値を示すマーケットキャップがあります。

マーケットキャップ

暗号資産のマーケットキャップとは、ある暗号資産が発行された時点での全体的な市場価値を示す指標です。
つまり、その暗号資産が発行された時点で、全ての発行量を現在の価格で換算した金額を指します。
マーケットキャップが大きいほど、その暗号資産が市場でより価値のあるものと認識されていると言えます。
ただし、マーケットキャップは市場価格や発行量の変化に応じて常に変動しています。

ただし、ビットコインのマーケットキャップはイーサリアムよりも大きいです。

その理由は、ビットコインは最初に暗号資産として誕生したことで知られており、市場で最も知名度が高い暗号資産の一つとされています。

一方、イーサリアムは、ビットコインの登場後、より高度な機能や応用ができるブロックチェーンを目指して開発された暗号資産です。

そのため、ビットコインのマーケットキャップがイーサリアムよりも大きいのは、市場においての認知度や人気が高いことが一つの理由です。
ただし、イーサリアムも急速に成長しており、将来的にはビットコインと同等以上の市場規模になる可能性もあると言われています。

ビットコインとイーサリアムの総発行量

ビットコインとイーサリアムの総発行量の違いは、ビットコインが将来的には新しいビットコインの発行量が減っていく一方であるのに対して、イーサリアムは今後も新しいイーサリアムが発行される可能性があります。

ビットコインは最大で2,100万枚が発行されます。しかし、現在は既に約1,870万枚が発行されています。
これは、ビットコインが初めに作られたときから、少しずつ新しいビットコインがマイニングされてきたためです。ビットコインの発行量は徐々に減っており、将来的には新しいビットコインの発行量は限られていくと考えられています。

イーサリアムは総発行量が定められておらず、現在は18,930,325 ETHが流通しています。
これは、イーサリアムがビットコインとは異なり、マイナーに対して報酬として発行されるブロックごとの報酬額が減っていないためです。このため、イーサリアムの総発行量はビットコインとは異なり、将来的にも新しいイーサリアムが発行される可能性があります。

ビットコインとイーサリアムの取引スピード

ビットコインとイーサリアムの取引スピードの違いは、ブロックの生成速度にあります。
ビットコインは10分ごとに1つのブロックが生成されますが、イーサリアムは15秒ごとに1つのブロックが生成されます。

イーサリアムの方がブロックを速く生成できるため、取引がスピーディーに処理されます。
ビットコインでは10分以上の時間がかかることもありますが、イーサリアムでは15秒から1分以内に処理されることが一般的です。

つまり、イーサリアムの方がより高速に取引が処理されるため、ビットコインに比べてより多くの取引が可能です。

ただし、取引速度は利用するネットワークの混雑状況やトランザクションの規模にも影響されるため、必ずしも常にイーサリアムの方が速いとは限りません。

ビットコインとイーサリアムのスマートコントラクト

スマートコントラクト

スマートコントラクトとは、自動的に実行されるコンピュータープログラムのことで、特定の条件が満たされた場合に自動的に契約が実行されるというものです。
スマートコントラクトは、契約を自動化し、人為的なミスを防止することができるため、ビジネスにおいても有用な技術として注目されています。

ビットコインは、非常に基本的なスマートコントラクトしか処理できません。
これは、ビットコインの主な目的が、値のやり取りのみであり、安全であることが重要だからです。

イーサリアムは、より高度なスマートコントラクトを処理できます。
これは、イーサリアムの目的が、より多くの機能を提供し、さまざまな用途に対応することであるためです。
例えば、イーサリアムを使用すると、スマートコントラクトを介して、投票、クラウドファンディング、そして分散型アプリケーションの開発が可能です。

ビットコインとイーサリアムの認知度

ビットコインは初めての暗号通貨であり、世界中で最も有名な暗号通貨であるため、暗号通貨の代名詞という位置づけであり、その普及率や知名度が高くメディアでも頻繁に取り上げられる傾向があります。

イーサリアムは、ビットコインに次ぐ市場シェアを持つ暗号通貨であるにもかかわらず、まだまだ知名度が低いのは、イーサリアムはビットコインに比べて新しい暗号通貨であり、ビットコインほど一般的に知られていないからです。

どちらが将来的に利益をもたらすか?

将来的にどちらが利益をもたらすかは、投資家の判断により異なります。
一般的には、ビットコインは安定的な投資先とされ、イーサリアムは成長が期待される投資先とされます。
投資にはリスクがありますので、投資を行う場合は自己責任で行ってください。

ビットコインは、最初に登場した暗号資産であり、最も有名な暗号資産の一つです。ビットコインは、ブロックチェーンと呼ばれる技術を使用して、中央機関を介さずに取引を行うことができます。そのため、取引が安全で、かつ匿名性が高いことが特徴です。ただし、ビットコインはブロックの生成に時間がかかり、取引の処理速度が遅いという欠点があります。

イーサリアムは、ビットコインと同じくブロックチェーン技術を使用した暗号資産ですが、スマートコントラクトと呼ばれるプログラムを実行することができることが特徴です。
スマートコントラクトを使用することで、様々なビジネスアプリケーションを開発することができます。
また、ビットコインよりも取引の処理速度が早く、より安価に取引が行えるというメリットがあります。

今後の動向から考える、どちらを選ぶべきか?

暗号資産の市場は非常に変動的であり、今後の動向を正確に予測することはできませんが、市場のトレンドや現在の状況について考えてみると、ビットコインは、過去に何度か大幅な価格変動を経験しており、今後もそのような変動が起こる可能性があります。
ただし、ビットコインに対する関心が高まり、より多くの企業や投資家が採用することで、価格が安定することが期待されます。

イーサリアムは、最近では非常に人気が高く、DeFi(分散型金融)やNFT(ノンファンジブルトークン)の開発など、多くの新しいアプリケーションが開発されています。今後も、イーサリアムの使用が拡大し、価格が上昇することが期待されます。

また、ビットコインとイーサリアムを含めた暗号資産市場全体は、規制やセキュリティの改善、技術革新、大手企業の参入などにより、今後も成長が続くと予想されます。

ビットコインとイーサリアムはどっちが良いのか:まとめ

ビットコインが良い

  • ビットコインは安定感があり、長期的な投資に向いているが、価格変動が大きく、短期的な投資には適していない。
  • ビットコインは最も普及している暗号資産の1つであり、価値が上がることがある。
  • ビットコインは長期的な投資に向いているが、価格変動に注意が必要である。

イーサリアムが良い

  • イーサリアムは、ビットコインよりも新しい暗号資産であり、スマートコントラクトと呼ばれる新しい技術を導入している。
  • イーサリアムは、将来的にはビットコイン以上に多くの機能を提供することができるため、利益をもたらす可能性がある。
  • イーサリアムは、将来的にはビットコインを超える可能性があるが、その時期は不明である。

ビットコインとイーサリアムは、どちらも将来的に成長する可能性があります。
一長一短あるので初心者は、投資を始める前にリスク管理や投基本的な知識を学ぶことを心がけましょう。

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